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里なびミニシンポジウム&研修会
アカガエル調査と生物の里づくり
2008.2.16(土)
三重県いなべ市
藤原町古田


 いなべ市藤原町古田地区で、里地里山の生物多様性を把握し、ビオトープや水田の生物多様性を考える指標としてのアカガエル卵塊調査についてのミニシンポジウムと研修会が行われました。



 講師は、福井県越前市でアベサンショウウオの里の保全再生を指導する長谷川巌氏でした。
 前日の雪で積雪は30p、氷の下のアカガエルの卵塊を見つけました。
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 アカガエルの卵塊は、生態系の総量を測る指標となることや、アカガエルが生態系ピラミッドの中間にあり、カエルが少なければ生態系の総量も少ないと考えられ、農村に生物が
多いことは安全安心な作物の指標となることが説明されました。
 研修会は、ほうすけクラブが管理している休耕田ビオトープでアカガエルの卵塊調査を行いました。


  卵塊の見分け方、産卵場所の特徴、調べ方の指導を受け、卵塊を手にとって観察しました。その後、他の休耕田についても卵塊を探し、合計36個が確認されました。
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  降り出した雪のために野外研修は早めに切り上げ、まとめは室内で行われました。
 数えた卵塊には目印を付け、調査を2週間に1度程度、2回か3回行い、その年の産卵数を集計する方法を学びました。

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